ブライトライフ
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住まい
マンションの収納術 シンデレラフィット収納で「気持ちいい!」暮らし
シンデレラフィット収納とは?
「シンデレラフィット」とは、シンデレラの足とガラスの靴のように、ジャストサイズになる様子を表す言葉です。もとはアパレル業界で使われていた言葉ですが、最近では収納グッズなどが「すき間なくぴったりと収まった状態」としても使われています。
冷蔵庫のドアポケットにピッタリ収まった100均の調味料入れ
収納グッズは百円均一ショップや大型雑貨店、ホームセンターなどで手軽に揃えられるものばかり。同じシリーズの収納グッズを使うことで、サイズ違いのグッズを組み合わせても、ピッタリ揃いやすくなります。
家事の時短につながる収納方法を
洗面台の足元もスッキリ使いやすく
収納を考える上で重要なのは、目的を見失わないことです。特にシンデレラフィット収納では、見た目の美しさに意識が向かいすぎることで、シンデレラフィット収納に囚われ、かえって使いにくくなることもあります。
目的は、日常生活を便利で快適に過ごすための、家事の時短につながる収納方法。臨機応変に収納方法を変更し、整理・収納だけでなく、その後の取り出しやすさ、片付けやすさまで考えて収納を工夫しましょう。
収納グッズで小分けにしてから収納する
シンデレラフィット収納は、スペースにぴったりはまる収納グッズに小分けにしてから、棚や引き出しに収納する方法です。収納グッズを使うことで、スタッキングが可能になる、デッドスペースを活用できる、物の置き場所が明確になる、物が取り出しやすい、掃除がしやすいなど、さまざまな利点があります。
- 使うシーンごとに仕分けする
家事の時短に便利な仕分け方法として、使うシーンごとにまとめて収納する方法があります。ケースごと取り出して使うので、あちこち探す手間を省くことができます。
冷蔵庫のパン朝食セット(ジャム、バター、ヨーグルトなど)
ケースごと冷蔵庫から取り出せるから便利
お裁縫セットや薬箱の要領で、家事のシーンを想像しながら色々なセットを作っておくと便利です。
・和朝食セット(梅干し、お漬物、のり、佃煮、納豆など)
・お弁当作りセット(おかず入れ用カップ、ピック、バラン、のりパンチなど)
・掃除セット(使い古しの歯ブラシ、ウエス、メラミンスポンジなど)
- ラベリングして小分けにする
収納グッズの規格を揃えることで、どこに何が入っているかわからなくなる場合は、ラベリングをおすすめします。ひと目でわかるように迷子にしないことが大切です。
- ケースをスタッキングして空間を最大限利用する
パントリー
洗面所の収納棚
細々した化粧品や袋入りの乾物やお菓子、軽くて形が不揃いな保存容器などは、整然と積み重ねて収納するのが難しいもの。大きめの収納ケースを使うと、安心して棚の高さいっぱいまで収納でき、ケースごと引き出すので高い場所の出し入れも楽になります。
冷蔵庫の上段の見えにくい場所も、収納ケースで有効活用
また、上段は小さな収納ケースに軽いものを入れ、下段は重い水や瓶・缶・米などを収納しましょう。
色を揃えて清潔感UP
キッチンや洗面所など水回りの収納は、掃除のしやすさと、見た目の清潔感も大事です。市販の収納ケースは白や半透明のものがほとんどなので、メーカーが違う収納グッズを組み合わせても、統一感を感じられます。ケースごとにまとめて物を取り出せるので、冷蔵庫や引き出しの掃除も楽になり、清潔に保つことができます。
モノトーンで統一された冷蔵庫
白のティッシュカバーを利用したビニール袋入れ
立てて収納できるポリ袋収納ケース
収納場所は使いやすさを第一に考える
収納の基本は使う場所の近くに収納すること。洗濯物や料理は、特に家事導線を踏まえて収納場所を考えましょう。
ティータイムで使う茶葉やコーヒー豆とティーポットは近くに収納
また、毎日使うものは手前、一年に一度しか使わないものは奥に配置するなど、「考えなくても元に戻せる場所」を探ってみましょう。
「気持ちいい」が長続きのコツ
ピタッと「気持ちいい」シンデレラフィット収納は、最初の準備は大変ですが、片付けが簡単になり、整理整頓が長続きすることが最大の魅力です。まずは冷蔵庫や洗面所など、小さなスペースからはじめてみてはいかがでしょうか?